子供の情景より ~ トロイメライ

ワルツ・ピアノ曲・小作品

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「トロイメライ(Träumerei)」は、ドイツ・ロマン派を代表する作曲家ロベルト・シューマンが1838年に作曲したピアノ曲集『子供の情景(Kinderszenen)』の第7曲です。「トロイメライ」はドイツ語で「夢想」「夢見ること」を意味します。

『子供の情景』は、子供の遊びや日常を題材にした13曲からなるピアノ作品ですが、シューマン自身は子供のために作曲したというよりも、「大人が子供時代を思い出して描いた作品」と考えていました。その中でも「トロイメライ」は、穏やかで美しい旋律によって、子供の頃の無邪気な記憶や、遠い日の夢のような情景を感じさせます。

曲はゆったりとしたテンポで、右手が歌うような旋律を奏でます。短い旋律の中には、ためらうような間や柔らかな和音があり、静かな夢の世界を思わせる繊細な表情が特徴です。華やかな技巧を前面に出す曲ではなく、音と音の間にある静けさや、旋律の美しさを味わう作品です。

子供の情景より ~ トロイメライ

ロベルト・シューマン

「トロイメライ」はシューマンの作品の中でも特に親しまれており、ピアノ独奏曲としてだけでなく、さまざまな楽器や編成にも編曲されています。日本でもクラシック音楽を代表する小品の一つとして広く知られ、どこか懐かしく、心を落ち着かせる音楽として長く愛されています。

ロベルト・シューマン( 1810年 ~ 1856年)はドイツの作曲家で、ピアニストを志していたが指の故障でそれを諦めて作曲家になったそうです。

シューマンとその妻でありピアニストのクララの間には8人の子供が生まれ、クララは子育てや収入の少なかったシューマンを経済的に助けるために演奏旅行にも出かけなければならず、その生活は大変だったようです。

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