作曲者: ガブリエル・フォーレ(Gabriel Fauré, 1845–1924)
作曲年: 1877年
初出版: 1878年
初演: 1879年1月11日、パリ
原詩: 作者不詳のイタリア詩
フランス語訳: ロマン・ビュシーヌ(Romain Bussine)
原詩は作者不詳のイタリア詩で、ロマン・ビュシーヌによってフランス語に訳されています。1878年に出版され、翌1879年に初演されました。
曲は、夢の中で愛する人とともに現実を離れ、幸福で美しい世界をさまよう場面から始まります。しかし、やがて夢から覚めると、その幸福は消え去り、主人公は再び夢の世界へ戻りたいと願います。夢の中の恍惚(こうこつ)と、目覚めた後の寂しさとの対比が、この作品の大きな魅力です。
フォーレの旋律は、甘美でありながらどこか物憂げで、夢と現実の境界を漂うような美しさを持っています。特に、なめらかに流れる旋律と繊細な和声が、遠い夢を思い返すような幻想的な雰囲気を生み出しています。その美しい旋律から、歌曲だけでなく、チェロやヴァイオリンなどの器楽曲としても広く親しまれています。
夢のあとに(フォーレ)
「夢のあとに」は、目覚めた瞬間に消えてしまう幸福への憧れと、もう一度その夢を見たいという切ない願いを描いた、フォーレを代表する歌曲の一つです。

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