作曲:フランツ・シューベルト(1797~1828)
作詞:ルートヴィヒ・レルシュタープ(1799~1860)
成立:1828年頃
原題:Ständchen(セレナーデ)
歌曲集:《白鳥の歌》D957 第4曲
「セレナーデ」は、オーストリアの作曲家フランツ・シューベルトが1828年に作曲した歌曲で、シューベルトの代表作の一つとして広く親しまれています。原題の「Ständchen」はドイツ語で「小夜曲」を意味し、夜に恋人のもとを訪れて歌う愛の歌、という意味合いを持っています。
この曲の詩を書いたのは、ドイツの詩人ルートヴィヒ・レルシュタープです。詩では、静かな夜に恋する人へ語りかけ、愛する人に窓辺へ出てきてほしいと願う男性の切ない思いが描かれています。
シューベルトの音楽は、穏やかに揺れるような伴奏の上に美しい旋律が流れ、夜の静けさと恋する心のときめきを見事に表現しています。特に、繰り返される優しく歌いやすい旋律は非常に印象的で、クラシック音楽を代表する歌曲として今日まで世界中で愛されています。
もともとは独唱とピアノのための歌曲ですが、後にさまざまな楽器用に編曲されました。とりわけ器楽による演奏でも有名で、原曲を知らない人にも親しまれている作品です。
シューベルトのセレナーデ
バイオリン演奏
チェロ演奏
シューベルトは31歳という若さで亡くなりましたが、生涯に600曲以上の歌曲を残し、「歌曲王」と呼ばれています。「セレナーデ」は、その豊かな旋律美と繊細な感情表現を象徴する作品の一つです。
日本語の歌曲としては「堀内敬三」の訳詞で歌われることが多いと思いますが、著作権保護期間中のため掲載しません。

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