《愛の挨拶(Salut d’Amour)》は、イギリスの作曲家エドワード・エルガーが1888年に作曲した名曲です。原曲はヴァイオリンとピアノのために書かれ、翌1889年に出版されました。
この曲は、エルガーが婚約者キャロライン・アリス・ロバーツ(後のアリス・エルガー)に贈った作品として知られています。エルガーは曲に「Liebesgruß(愛の挨拶)」という題を付けましたが、出版の際にフランス語の「Salut d’Amour」という題名に変更されました。楽譜には「à Carice」と献呈されており、「Carice」はアリスの名前から作られた愛称です。
曲は穏やかで優雅な旋律を持ち、親しみやすい美しさの中に、恋人への深い愛情と温かな幸福感が感じられます。短い作品ながらエルガーの豊かな旋律感覚がよく表れており、現在では彼を代表する小品の一つとして世界中で親しまれています。
1889年には管弦楽版も作られ、同年11月11日にロンドンのクリスタル・パレスで初演されました。その後、ピアノ独奏やチェロなどにも編曲され、さまざまな形で演奏されています。
愛の挨拶
作曲:エドワード・エルガー
当時のエルガーはまだ無名の作曲家で生活も苦しいでした、一方のアリスは8歳年上の陸軍将校の娘でしたから身分の違いなどで結婚には反対されました。
しかし二人は結婚してアリスは彼を経済面、精神面などで支え、良きパートナーとなったようです。エルガーは他にも行進曲「威風堂々」の作曲者としても有名です。

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