作曲者:リッカルド・ドリゴ(Riccardo Drigo, 1846–1930)
イタリアの作曲家・指揮者。長くロシアのサンクトペテルブルクでバレエ音楽の指揮者として活躍し、チャイコフスキーの『眠れる森の美女』『くるみ割り人形』などの初演にも携わりました。
「ドリゴのセレナード」は、ドリゴが1900年に発表したバレエ音楽『百万長者の道化師(アルルカンの百万長者)』の中の「セレナード」を独立させたものです。現在では、この小品がドリゴの代表作として特に親しまれています。
もともとは器楽曲ですが、後にイタリア語の歌詞が付けられ、「Serenade」あるいは「Notturno d'amore(愛の夜想曲)」などの題名でも歌われています。日本では「堀内敬三」による訳詞も知られています。
旋律は穏やかで優美なセレナードらしい美しさを持ち、月明かりの夜に恋人へ語りかけるような、ロマンティックで甘美な雰囲気が特徴です。バレエの一場面から生まれた曲でありながら、独立した小品としても広く演奏され、ヴァイオリンなどの楽器による演奏でも親しまれています。
ドリゴのセレナード
リッカルド・エウジェニオ・ドリゴ
世界に数ある曲の中でもこれほどに美しい曲はそうはないだろう、と言いたくなるほどのメロディーです。美しい曲といえばシューベルトのセレナーデやバッハのアリア、シューベルトやグノーのアヴェ・マリアなど思い浮かびますが、この曲も決して引けは取らないでしょう。

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