作曲者:グスターヴ・ホルスト(1874–1934)
作曲年:1914~1916年
イングランドの作曲家
グスターヴ・ホルストの代表作、管弦楽組曲「惑星(The Planets)」の第4曲が「木星(Jupiter)」です。ホルストはイギリスの作曲家で、「惑星」は1914年から1916年にかけて作曲されました。
「木星」は、ローマ神話の神ジュピター(ユピテル)にちなんで、「快楽をもたらす者」という副題が付けられています。7曲からなる「惑星」の中でも特に華やかで親しみやすく、壮大な旋律が印象的な作品です。
冒頭では、力強く躍動感のある音楽が展開され、金管楽器や弦楽器などが豊かに響きます。その後、雰囲気が一変して現れる穏やかで雄大な旋律は、この曲を代表する部分として広く知られています。
この旋律は後にホルスト自身によって歌曲「I Vow to Thee, My Country(我、汝に誓う、我が祖国よ)」にも用いられ、イギリスでは広く親しまれるメロディーとなりました。
「木星」は、惑星そのものを音楽で描写した作品というより、木星から連想される性格や神話的なイメージを音楽で表現した作品です。壮大さ、明るさ、威厳、そして温かさが一つの曲の中に巧みに描かれており、「惑星」の中でも特に人気の高い一曲となっています。
組曲 「惑星」より 木星
1918年、ホルストの指揮によって「惑星」が初めて全曲演奏されました。
この7曲中でも「木星」は特に人気が高く演奏会などで単独に取り上げられることも多く、また中間部のメロディはイギリスの愛国歌、またイングランド国教会の聖歌となっています。日本では歌手の平原綾香さんの「Jupiter」でも一躍有名になりました。
関連記事 組曲 「惑星」より 火星

0 件のコメント:
コメントを投稿