きらきら星変奏曲

ワルツ・ピアノ曲・小作品

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「きらきら星変奏曲」は、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが作曲したピアノ独奏曲で、現在ではモーツァルトの代表的な変奏曲の一つとして親しまれています。正式には《「ああ、お母さん、あなたに申しましょう」による12の変奏曲》といい、フランスの流行歌「Ah! vous dirai-je, maman(ああ、お母さん、あなたに申しましょう)」の旋律をもとにしています。

作曲されたのは1778年頃とされ、モーツァルトが22歳の時期にあたります。この旋律は後に英語圏で「Twinkle, Twinkle, Little Star」として知られるようになり、日本では「きらきら星」の歌として広く定着しました。

曲は、まず誰もが口ずさめる親しみやすい主題が提示され、その後12の変奏が続きます。同じ旋律を繰り返しながらも、音の動きやリズム、伴奏の形、音域などを次々と変化させることで、さまざまな表情を生み出しています。軽快で華やかな変奏だけでなく、短調による陰影のある場面も現れ、単純な童謡の旋律から豊かな音楽世界が展開されていきます。

特に聴きどころとなるのは、モーツァルトの巧みな「変奏」の技法です。主題そのものを大きく壊すことなく、その特徴を残したまま装飾やリズムを変化させるため、聴き手は「きらきら星」の旋律を感じながら、それとは異なる新鮮な音楽として楽しむことができます。

きらきら星変奏曲

モーツァルト

親しみやすい旋律と、モーツァルトならではの優雅で機知に富んだピアノ書法が結びついたこの作品は、クラシック音楽への入門曲としても人気があります。誰もが知っている「きらきら星」が、モーツァルトの手によってどのように姿を変えていくのか。その変化を追いながら聴くと、変奏曲という音楽形式の面白さを身近に感じることができるでしょう。

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