変奏曲とは主題のメロディーを様々な形に変化させたものですが、この「きらきら星変奏曲」(12 Variations on "Ah, vous dirai-je, Maman" K.265 )は、モーツァルトが1778年に作曲したピアノ曲です。
原曲は18世紀末のフランスで流行していたシャンソン「Ah! Vous dirais-je, Maman」(あのね、お母さん)で、若い娘がお母さんに恋の悩みを打ち明ける、そんな内容の歌詞となっています。
主題に用いられた歌曲は後に童謡「Twinkle, twinkle, little star」(きらめく小さなお星様)の歌詞が付けられ世界に知られるようになりました。そんな経緯で日本ではこのモーツァルトの変奏曲を「きらきら星変奏曲」と呼んでいます。
きらきら星変奏曲
モーツァルト
尚、この歌詞が書かれたのはモーツァルトの死後のことです、この童謡ができなかたらこの曲もこんなに知られた曲にはならなかったかも知れません。恋の歌で変奏曲を作ったのに、童謡で有名になってしまったのだから本人もびっくりでしょう。
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