作曲者:イサーク・アルベニス(Isaac Albéniz, 1860~1909)
作曲年:1890年頃
「タンゴ」Op.165-2は、スペインの作曲家イサーク・アルベニスによるピアノ曲です。作品165は《スペインの歌(España)》として知られる6曲からなる作品集で、「タンゴ」はその第2曲にあたります。
1. 前奏曲(プレリュード)
2. タンゴ
3. マラゲーニャ
4. セレナータ
5. カタルーニャ奇想曲
6. ソルチーコ
軽やかで印象的なリズムと、哀愁を帯びた美しい旋律が特徴で、スペイン音楽らしい情緒を感じさせます。題名には「タンゴ」とありますが、南米のタンゴそのものというより、アルベニスがスペイン的な色彩を取り入れて描いた優雅な舞曲として聴くことができます。
アルベニスは、スペイン各地の風土や民族的な音楽をピアノ作品に取り入れ、近代スペイン音楽の発展に大きく貢献しました。この「タンゴ」も、技巧を前面に出すのではなく、親しみやすい旋律とリズムによってスペイン的な雰囲気を表現した作品です。
現在ではピアノ独奏曲として広く親しまれているほか、さまざまな楽器への編曲でも演奏されます。短い作品ながら、優雅さとほのかな哀愁を併せ持つ、アルベニスの魅力がよく表れた一曲です
「アルベニスのタンゴ」はエスパーニャ(スペイン)という6曲からなる組曲で、「6つのアルブムブラット」という副題があり、とくに第2曲「タンゴ」は人気が高くいろいろな楽器用にも編曲されています。
アルベニス タンゴ
アルベニス(1860-1909)
イサーク・アルベニス(1860~1909)は、スペインの作曲家で、天才的なピアニストだった。1869年~1873年にマドリッド音楽院に在籍し、やがてライプツィヒ音楽院、ブリュッセル音楽院に学ぶ。
天才ピアニストとして世界各地を演奏して回るが23歳で結婚する。これを機に居をパリに移し、生涯をフランスで過ごす。パリではショーソン、フォーレ、デュカスなどの作曲家と交流があった。1909年5月18日に49歳で亡くなる。
オペラやオーケストラ作品も残したが、特にピアノ曲を多く作曲し、当時からヨーロッパの音楽界で高い評価を得ていた。特に1906年から没年の1909年までに作曲された12曲からなる組曲「イベリア」は近代ピアノ音楽の最高峰とも称されています。

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