シェナンドー

外国民謡・讃美歌・歌曲

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作者:不詳(アメリカ民謡・伝承歌)
成立:19世紀前半と考えられる
初期の印刷:1876年
1882年、William L. Aldenの「Sailor Songs」に掲載

「Shenandoah(シェナンドー)」は、アメリカを代表する美しい民謡の一つです。作者は伝えられておらず、正確な成立年代も分かっていませんが、南北戦争以前にはすでに歌われていたと考えられています。1876年には「Shanadore」という形で印刷され、1880年代には船乗りたちの歌として広く知られるようになりました。

この歌は、船を動かす作業の際に歌われた「シャンティ(船員の労働歌)」の一種とも考えられています。特に、錨を巻き上げる作業などに合わせて歌われ、ゆったりと大きく上下する旋律が、広い川や海を進む船の情景を思わせます。アメリカの民俗学者アラン・ローマックスは、ミズーリ川周辺を行き来したフランス系カナダ人の「ヴォワジャー(川を行き来した運搬人)」に由来する可能性を指摘しています。

歌詞には「Shenandoah」という人物あるいは土地への憧れや、「wide Missouri(広大なミズーリ川)」を越えて旅をする情景が描かれています。ただし、シェナンドーがシェナンドー川を指すのか、先住民の首長を指すのかなど、歌詞の意味については複数の説があり、決定的な解釈はありません。

シェナンドー


「津川 主一」訳詞は著作権保護期間中につき掲載を控えます。

「Away, I'm bound away, 'cross the wide Missouri」という印象的なリフレイン(繰り返しの部分)と、ゆったりとした息の長い旋律が特徴で、故郷や恋人への憧れ、旅立ちの寂しさを感じさせます。現在では船乗りの労働歌という枠を越え、アメリカの伝統音楽を代表する歌曲として、合唱や独唱などさまざまな形で歌われています。

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