作者:ヨハン・シュトラウス1世(1804~1849)
作曲年:1848年
作品番号:Op.228

「ラデッキー行進曲」は、オーストリアの作曲家ヨハン・シュトラウス1世が1848年に作曲した、作品228の行進曲です。曲名の「ラデッキー」は、当時オーストリア帝国の将軍として活躍したヨーゼフ・ラデツキーを指しています。北イタリアで起こった独立運動を鎮圧したラデツキー将軍の勝利をたたえるために作曲されました。

曲は、力強く歯切れのよいリズムと、明るく親しみやすい旋律が特徴です。華やかな金管楽器や打楽器が加わることで、祝典を思わせる高揚感が生み出されています。また、行進曲でありながら軽快で優雅な雰囲気もあり、ヨハン・シュトラウス1世らしい音楽的な魅力が感じられます。

現在では、特にウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の「ニューイヤー・コンサート」で親しまれている作品として有名です。演奏の際には観客がリズムに合わせて手拍子をすることも、この曲の大きな特徴となっています。新年を華やかに締めくくる定番曲として、世界中で愛されています。

なお、現在演奏されているニューイヤー・コンサート版は、長年にわたって演奏者たちによる編曲や変更が加えられており、原典版とは楽器の扱いや強弱などに違いがあります。            

ラデッキー行進曲

ヨハン・シュトラウス1世(ピアノ演奏)

2002年のウイーンフィル・ニューイヤーコンサートでは、日本人として初めて「小澤 征爾」が指揮をしました。この指揮者を決めるのはウイーンフィルの楽団員による投票で決める、と聞いたことがあります。世界中の指揮者のあこがれの舞台でしょう。

他に特に印象に残っているのは2016年の「マリス・ヤンソンス」です。いつも優しい笑顔で大好きな指揮者でしたが2019年11月に亡くなりました。彼はウイーンフル・ニューイヤーコンサートで3回指揮をしています。

QooQ