作曲者:エドヴァルド・グリーグ(Edvard Hagerup Grieg, 1843–1907)
原曲の作曲年:1874~1875年
原曲:劇付随音楽「ペール・ギュント」作品23
劇の初演:1876年2月24日
《朝》は、ノルウェーを代表する作曲家エドヴァルド・グリーグが作曲した名曲で、劇付随音楽《ペール・ギュント》の中の一曲です。原曲は1874~1875年に作曲され、1876年に初演されました。その後、グリーグ自身によって劇音楽から4曲が選ばれ、《ペール・ギュント》第1組曲 作品46としてまとめられ、1888年に出版されました。《朝》はその第1曲にあたります。
曲の原題は「朝の気分(Morning Mood)」で、静かに夜が明け、太陽が昇っていくような情景が音楽で描かれています。冒頭ではフルートが穏やかな旋律を奏で、それをオーボエが受け継ぎます。やがて弦楽器などが加わることで、少しずつ音楽が広がり、朝の光が大地を照らしていくような明るく清々しい雰囲気へと変化していきます。
朝(ペール・ギュント組曲より)
《ペール・ギュント》は、ノルウェーの劇作家ヘンリック・イプセンの戯曲で、主人公ペール・ギュントの波乱に満ちた人生を描いた作品です。《朝》は劇中では第4幕への前奏曲として登場し、アフリカ北部のモロッコで迎える朝の情景を表しています。
美しい旋律と穏やかな曲調から、クラシック音楽の中でも特に親しまれている作品の一つです。鳥のさえずりや朝の空気、日の出の光景を思い浮かべながら聴くと、グリーグが描いた清々しい朝の世界をより身近に感じることができます。

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