作曲者:クロード・ドビュッシー( 1862年 - 1918年)
作曲年:1910年
初出版:1910年
作品:『前奏曲集 第1巻』第8曲
「亜麻色の髪の乙女」は、フランスの作曲家クロード・ドビュッシーが1910年に作曲したピアノ曲です。フランス語の原題は「La fille aux cheveux de lin」で、ドビュッシーの代表作の一つとして、現在も広く親しまれています。『前奏曲集 第1巻』の第8曲にあたり、同曲集は1909年から1910年にかけて作曲されました。
曲名は、スコットランドの詩人ロバート・バーンズの詩に登場する、亜麻色の髪を持つ若い女性をイメージしたものとされています。全体に穏やかで柔らかな旋律が流れ、淡い光や静かな自然を思わせるような、繊細で詩情豊かな音楽です。
ドビュッシーは、強い対比や劇的な展開よりも、音色や和声(音の重なりによる響き)の微妙な変化を大切にしました。「亜麻色の髪の乙女」でも、親しみやすい美しい旋律の背後に、繊細に工夫された和音が使われています。
亜麻色の髪の乙女
この作品はドビュッシーのピアノ曲の中でも特に親しまれており、後世にはさまざまな楽器編成による編曲も行われています。柔らかく優美な響きと、短い曲の中に凝縮された詩的な雰囲気が、この作品の大きな魅力です。

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