t f B! P L

 ラフマニノフ「エレジー(Elegie)」

作曲者:セルゲイ・ラフマニノフ(1873 - 1943)
作曲年:1892年
作品番号:Op. 3-1
編成:ピアノ独奏

「エレジー(Elegie)」は、ロシアの作曲家・ピアニスト、セルゲイ・ラフマニノフが1892年に作曲したピアノ独奏曲です。全5曲からなる《幻想的小品集(Morceaux de fantaisie)》の第1曲にあたり、ラフマニノフの初期を代表する作品の一つです。

「エレジー」とは、もともと哀悼や悲しみを表す音楽を意味する言葉です。この曲も題名のとおり、深い憂愁を帯びた旋律が大きな特徴となっています。

冒頭から低音を伴った重厚な和音が置かれ、その上に物悲しく歌うような旋律が現れます。静かな部分では内面的な悲しみを感じさせながら、次第に音楽は大きく盛り上がり、ラフマニノフ特有の豊かな和声と情熱的な表現へと展開していきます。 

エレジー    ラフマニノフ Op. 3-1

短い作品ながら、静かな哀しみ、激しい感情、そして深い余韻が凝縮されており、後年のラフマニノフ作品につながる作曲家としての個性をすでに感じ取ることができます。

「エレジー」は、ラフマニノフの甘美でロマンティックな旋律美を味わえる作品として、現在でもピアノ曲の重要なレパートリーの一つとして親しまれています。

QooQ