この物語は「ジャンバティスタ・バジーレ」というイタリアの詩人(1575年~1632年)が書いた「ペンタメローネ」という民話集に「太陽と月とターリア」というイタリアの古い民話(童話)がもとになっています。
この民話を参考にフランス人のシャルル・ペロー(1628年 ~ 1703)という童話作家が書いた物語が「眠れる森の美女」です。ヨーロッパの古い民話・童話「ペロー童話集」にも取り上げられ、またグリム童話集には、「茨姫」(いばらひめ)としても取り上げられています。
「眠れる森の美女」より ワルツ
チャイコフスキー
この物語を題材にして、1888年にロシアのマリンスキー劇場支配人イワン・フセヴォロジスキーとマリウス・プティパが、バレエ作品の台本として制作し、チャイコフスキーに作曲を依頼しました。
1890年、サンクトペテルブルクで初演され、この「眠れる森の美女」は「白鳥の湖」「くるみ割り人形」と共に「チャイコスフキーの三大バレエ」と称され、現在でも世界中で広く親しまれています。

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