フランツ・フォン・スッペ作曲の喜歌劇「美しきガラテア」は、ギリシャ神話のピグマリオン伝説を題材にしたオペレッタで、序曲はオペレッタの華やかな雰囲気を漂わせます。
主人公「ガラテア」は彫刻家のピグマリオンが作成している「理想の女性」の彫刻です。ピグマリオンはこの美しい女性の彫刻を実際の人間にしたいと、美の神ウェヌスに頼み、ガラテアは本物の人間の女性になります。
オペレッタ 「美しきガラテア」序曲
Franz von Suppe
しかし、人間になったガラテアは理想の女性ではなく、気位が高く虚栄心の強い浮気性で、装飾品や宝石が好きといった、人間と同じ欠点を持った女性だったのです。
これに失望したピグマリオンは全知全能の神ゼウスに頼んでガラテアを元の石にもどしてもらうのでした。
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