交響曲第3番 「スコットランド」 メンデルスゾーン

ピアノ演奏 管弦楽曲・協奏曲・弦楽曲

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交響曲第3番 イ短調 作品56 は、フェリックス・メンデルスゾーン(1809–1847)が1830年から1842年にかけて作曲した彼の最後の交響曲で、「スコットランド」の愛称で知られます。

メンデルスゾーンの交響曲は5番まであるのに、3番が最後の交響曲とはなぜでしょう。それは彼の交響曲は完成順ではなく出版順に番号が付けられており、交響曲第4番「イタリア」と交響曲第5番「宗教改革」はメンデルスゾーンが亡くなった後に出版されたからです。

曲が完成した年代順に並べると、「第1番 ハ短調 1824年」、「第5番 宗教改革 1830年」、「第4番 イタリア 1833年」、「第2番 賛歌 1839年」、「第3番 スコットランド 1841年」となります。

尚、「スコットランド」という愛称は、メンデルスゾーンがこの曲を着想したのが1829年のスコットランド旅行中で、当時メンデルスゾーン自身が家族への手紙の中で「スコットランド交響曲の始まりを見つけた」と記し、第1楽章冒頭の旋律の原型を書いていることによります。

第1楽章

第2楽章

第3楽章

  

第4楽章

初演は1842年、メンデルスゾーン自身の指揮でライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団により行われた。同年の7度目のイギリス訪問時に彼はバッキンガム宮殿でヴィクトリア女王に謁見し、この曲を女王に献呈する許可を得て献辞付きの楽譜は翌1843年に出版されました。

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