グノーのセレナーデ(夜の調べ)

セレナーデ・タンゴなど

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作曲:シャルル・フランソワ・グノー(1818~1893)
作詩:ヴィクトル・ユゴー(1802~1885)
原題:Sérénade(セレナード)
日本での題名:「セレナーデ」「夜の調べ」
日本語訳詞:近藤朔風の訳詞でも知られています。

グノーの「セレナーデ(夜の調べ)」は、フランスの作曲家シャルル・フランソワ・グノー(1818~1893)が作曲した歌曲です。詩は、フランスを代表する詩人・作家ヴィクトル・ユゴー(1802~1885)によるもので、原題は「Sérénade」といいます。作品番号はCG 437です。グノーの歌曲の中でも特によく知られた作品の一つで、日本では「夜の調べ」という題名でも親しまれてきました。

この曲は、愛する女性に向かって「歌ってください、いつまでも」と優しく語りかけるような内容で、恋人の歌声や笑顔、眠る姿を愛おしく見つめる情景が描かれています。穏やかで流麗な旋律が特徴で、フランス歌曲らしい優雅でロマンティックな雰囲気に満ちています。

日本では近藤朔風の訳詞によって広く知られるようになり、「夜の調べ」として歌われてきました。朔風は西洋歌曲の日本語訳で知られる訳詞家で、グノーの「セレナーデ」は彼の訳詞作品の中でも初期のものとして知られています。

グノーはオペラ「ファウスト」で特に有名ですが、歌曲にも美しい作品を数多く残しました。「セレナーデ」は、そうしたグノーの抒情的な音楽性をよく表した作品であり、静かな夜に愛する人へ歌いかけるような、親密で美しい歌曲です。

グノーのセレナーデ



日本では戦前に近藤朔風の訳詞「夜の調べ」、という題で知られていました。

夜の調べ   
作詞:ヴィクトル・ユーゴー
訳詞:近藤 朔風/作曲:シャルル・グノー

1 
あわれゆかしき 歌の調べ
夕べ遥かに 胸に聞けば
心はかえる  楽し昔
ああ歌えや君よ 永久(とわ)に歌え
いざ 懐(なつ)かし君歌え
歌え 歌え ああ永久に

2 
朝(あした)彩(あや)なす 雲の如く
君が笑(え)まいの 浮ぶ見れば
いつか憂いの 影ぞ消ゆる
ああ笑(え)まずや君よ またもまたも
いざ 懐かし君笑めよ
笑めよ 笑めよ ああまたも

3 
夜半(よわ)に艶(あで)なる 君が寝顔
見れば嬉し 現(うつつ)か夢か
似たりほのかに 愛の君に
ああ眠れや君よ 眠れ眠れ
いざ 懐かし君眠れ
眠れ 眠れ ああ君よ

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