春の歌(メンデルスゾーン)

ワルツ・ピアノ曲・小作品

t f B! P L
作曲者:フェリックス・メンデルスゾーン(1809~1847)
曲名:《春の歌》(Frühlingslied)
作品番号:Op.62-6(MWV U 161)
作曲年:1842年

《春の歌》は、ドイツ・ロマン派を代表する作曲家フェリックス・メンデルスゾーンが作曲したピアノ曲です。正式には《無言歌集》第5巻の第6曲「春の歌(Frühlingslied)」で、作品62-6、イ長調で書かれています。

この曲は1842年に作曲され、1844年に《無言歌集》作品62として初めて出版されました。資料によっては作品62全体の作曲年代を1841~1844年としていますが、「春の歌」そのものについては1842年6月1日に作曲されたことが記録されています。

メンデルスゾーンの《無言歌集》は、ピアノで歌うような旋律を表現した作品集です。「無言歌」とは、歌詞を持たない器楽曲でありながら、まるで歌曲のように美しい旋律を奏でる音楽を意味します。

《春の歌》は、その名のとおり春の明るく穏やかな雰囲気を思わせる、軽やかで親しみやすい作品です。右手で歌われる流れるような旋律と、左手を中心とした細やかな伴奏が組み合わされ、春の陽気な空気や、花々が咲き始める季節の喜びを感じさせます。

春の歌(メンデルスゾーン)



なお、「春の歌」という題名は、メンデルスゾーン自身がすべての「無言歌」に付けた正式な標題ではありません。しかし、この曲については冒頭の「Allegretto grazioso(やや速く、優美に)」という性格ともよく調和し、現在ではピアノ独奏だけでなく、ヴァイオリンなどさまざまな楽器にも編曲され、広く親しまれています。

メンデルスゾーンの交響曲第3番「スコットランド」、第4番「イタリア」もお楽しみください。

QooQ