作曲者:ジョルジュ・ビゼー(1838~1875)
原曲の作曲年:1866年
1879年:エルネスト・ギローにより第2組曲・第3曲「メヌエット」として編曲される。
「メヌエット」は、フランスの作曲家ジョルジュ・ビゼーが残した作品の中でも、特に親しまれている美しい小品の一つです。優雅で穏やかな旋律が特徴で、フルートとハープによる印象的な響きによって、気品のある雰囲気が作り出されています。
元々はドーデの戯曲「アルルの女」ではなく、ビゼーが作曲した歌劇「美しいパースの娘」(1867年初演)の第3幕にある二重唱の伴奏として書かれました。これをビゼーの死後に友人の作曲家「エルネスト・ギロー」が演奏会用の「第2組曲」を編む際、この美しいメロディをメヌエットに編曲して加えたものです。
その美しさから単独で大変有名になり、現在では「アルルの女」を代表するナンバーの一つとして広く親しまれています。
「アルルの女」より メヌエット
なお、ビゼーの《アルルの女》には第1組曲と第2組曲があります。第1組曲はビゼー自身が劇音楽から選んで1872年にまとめたものですが、第2組曲はビゼーの死後、ギローによって1879年に編曲されました。第2組曲は「牧歌」「間奏曲」「メヌエット」「ファランドール」の4曲から構成されています。
特に最後の「ファランドール」が力強く華やかな音楽であるのに対し、その一つ前に置かれた「メヌエット」は、穏やかで優雅な対照を作っています。この静と動のコントラストも、《アルルの女》第2組曲を聴く楽しみの一つです。

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