モーツァルトの「メヌエット」は、1772年頃に作曲された《ディヴェルティメント第17番 ニ長調 K.334》の第3楽章です。ディヴェルティメントとは、18世紀に宮廷や社交の場などで楽しまれた、明るく親しみやすい器楽曲のことです。
このメヌエットは、優雅で端正な旋律と軽やかなリズムが特徴で、モーツァルトらしい洗練された美しさを感じさせます。3拍子のゆったりとした舞曲でありながら、単純に穏やかなだけではなく、強弱や旋律の変化によって華やかな表情も見せます。
中間部のトリオでは雰囲気が変わり、より柔らかくのびやかな音楽が展開されます。その後、最初のメヌエットが戻ってくることで、全体が整った三部形式にまとめられています。
モーツァルトのメヌエット
ディヴェルティメント第17番 K.334 第3楽章
この「ディヴェルティメント第17番 K.334」は全部で20数曲あるディヴェルティメントの中で最も有名な曲であり、特に第3楽章のメヌエットは「モーツァルトのメヌエット」と称され、現在でも広く演奏されています。

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