作曲者:フランツ・レハール(1870–1948)
作曲年:1902年
初演:1902年1月27日、ウィーン
「金と銀」は、オーストリアの作曲家フランツ・レハールが1902年に作曲した華やかなワルツです。原題は「Gold und Silber」で、レハールの代表的な管弦楽作品の一つとして現在も広く親しまれています。
この作品は、ウィーンの社交界で大きな影響力を持っていたパウリーネ・フォン・メッテルニヒ公爵夫人が、1902年1月27日に開催した「金と銀」の舞踏会のために作曲されました。レハール自身が指揮して初演されています。
曲は、きらめくような響きを持つ序奏から始まり、優雅で甘美なワルツの旋律へと移っていきます。複数のワルツの旋律が次々と現れ、華やかな管弦楽法によって、豪華な舞踏会の雰囲気が描かれています。
「金と銀」は、単なる舞踏用のワルツにとどまらず、演奏会でも楽しめる「演奏会用ワルツ」として巧みに構成されています。美しい旋律ときらびやかなオーケストレーション(管弦楽の響きを組み立てる技法)が特徴で、レハールの名を広く知らしめた作品の一つとなりました。
金と銀
レハールは後にオペレッタ「メリー・ウィドウ」(1905年)によって世界的な名声を得ますが、「金と銀」はその少し前に書かれた作品であり、彼の音楽的才能がウィーンの音楽界で注目されていく重要な作品でもあります。
「フランツ・レハール」はハンガリー生まれ(1870 – 1948年)で、オーストリアやドイツを中心にウィンナ・オペレッタ(セリフや踊りを含む華やかな喜歌劇)の分野で活躍した作曲家です。

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