この交響曲第6番「田園」は同じ日にベートーベン自身によって初演(1808年12月22日)された第5番「運命」と共に、彼の代表作となる曲です。ベートーベンは田舎の風景を愛しており、夏には避暑を兼ねてウィーン郊外に滞在していました。
この「田園」という曲名はベートーベン自身が名付けたもので、この曲は自然の描写ではなく「自然に接したときの自分の気持ちを表現したもの」という事を強く言っていたそうです。この曲は第5楽章まであり、3~5楽章は続けて演奏され、各楽章にはベートーベン自らが付けた副題があります。
第1楽章 田舎に着いたときの愉快な感情の目覚め
第2楽章 小川のほとりの情景
第3楽章 農夫たちの楽しい集い
第4楽章 雷雨、嵐
第5楽章 牧人の歌、嵐の後の喜ばしい感情
第1楽章を「ピアノ、チェロ、バイオリンで演奏」したバージョンもあります。
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