作曲者:アルバート・ケテルビー(Albert Ketèlbey, 1875~1959)
作曲年:1921年
「牧場を渡る鐘」は、イギリスの作曲家アルバート・ケテルビーが1921年に発表した管弦楽曲で、原題は《Bells Across the Meadows》です。ケテルビーは《ペルシャの市場にて》など、情景を音楽で描く作品で知られ、本曲もその代表作の一つです。
曲は静かな鐘の音から始まり、弦楽器や木管楽器による穏やかで美しい旋律が続きます。遠くの鐘楼から聞こえてくる鐘の音が、広々とした牧草地を越えて響いてくるような情景が音楽によって描かれています。中間部では鐘の響きがより印象的に加わり、牧歌的でのどかな雰囲気が広がります。
やがて冒頭の旋律が再び現れ、最後には鐘が明るく鳴り響きながら、次第に遠ざかっていくように曲を閉じます。鐘の音と穏やかな旋律が織りなす、懐かしく美しいイギリスの田園風景を思わせる作品です。
ケテルビー自身はこの曲を「特徴的な間奏曲(characteristic intermezzo)」と呼んでいました。1922年には作曲者自身の指揮による録音も行われ、その後もさまざまな編曲によって親しまれています。
牧場を渡る鐘
アルバート・ウィリアム・ケテルビー(1875 - 1959)
イギリスの作曲家で16歳から教会のオルガン奏者となり、契約が切れた22歳からは劇場の音楽監督となって編曲や指揮で成功する。
イギリスの作曲家で16歳から教会のオルガン奏者となり、契約が切れた22歳からは劇場の音楽監督となって編曲や指揮で成功する。
37歳(1912年)の時に作曲した「ファントム・メロディ」がヒットし、その後は代表作の「ペルシャの市場にて」などクラシック音楽も作曲するが、本格的なクラシックの作曲家として認められたのは彼の死後で、1980年代になってからでした。(参考資料:Wikipedia 他)

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